このブログと私のペンネーム、カルビーナ(Calvina)について、
あちこちから尋ねられるので、その由来を少々お話します。
『カルビンとホッブス』(Calvin and Hobbes)というアメリカン・コミックを
ご存知でしょうか?
85年から95年にかけて米国の新聞で連載され、単行本も全17巻されました。
原作者は、ビル・ワターソン(Bill Watterson)です。
カルビンは、6歳(小学校に入ったばかり)の一人っ子。
いつもホッブスというトラのぬいぐるみと一緒で、
「二人」は大の親友です。
ホッブスは、カルビンと二人きりでいる時だけ、
本物のトラに変身し、冒険も悲しみも喜びも、
何でも分かち合うことができます。
想像力がたくましく、ワガママでさみしがり屋で破壊屋のカルビンと
(一応)猛獣のホッブスが一緒に過ごせば、
何も事件が起こらないわけがありません。
(あ、でも、ホッブスは、とてものんびり屋のトラです。念のため。)
カルビンが家出をする(そして、あっという間に家に戻る!)話なんか、
とっても面白かったのを憶えています。
「このカルビンが、もしも女の子だったら、
きっとあなたの小さい時と、とてもよく似ていたと思う」と指摘して、
キュウキュウと楽しそうに笑ったのが、ドイツの友人でした。
以来、私のニックネームは、カルビーナになりました。
タイツがビリビリに破けるまで滑り台を何度も滑ったり、
約束の門限を守らずに家から閉め出されたりは、しょっちゅうだったの。
自慢じゃないけど。
なお、このコミックは、随分前に邦訳版としても紹介されましたが、
残念ながら『ピーナツ』(スヌーピー)のように、
ファンシー・グッズのキャラクターとしては定着を見ていません。
これは、作者の意向だとも言われているようです。
どこかシニカルでスピード感にあふれるこの作品を
私はひそかに気にいっています。
私の中のカルビン、「毒」も、これからどうぞお楽しみに。(^^)
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