東京の国立劇場は、40周年記念の節目を迎えています。
2月は、文楽。
でもねえ、もう10年以上、ご無沙汰していたので、
ひさかたぶりに出かけると、浦島太郎の気持ちがしました。
拝見したのは、2月9日(金)~25日(日)まで上演している
プログラムのうち、第三部『妹背山婦女庭訓』(いもせやまおんなていきん)。
読み方が難しいですね。
もうちょっとわかりやすいコピーなんかをつけると、親しみがわくでしょうに。
オンナゴコロは、いつの時代も不変かもしれないです。。
この話にも、大切にしている男を、お姫さまにぶん取られて、
もう恋しくて恋しくて、お屋敷の中まで追いかけてゆく娘が登場。
オカメ顔の女官たちに、事情を話したら、からかわれ、いじめられ。
話もわかりやすくて、とにかく人形の顔や立ち居振る舞いが美しいので、
もっと人気が出ても良いのになあ、といつも思います。
今はね、舞台下手と上手に、きちんとテキストが字幕で出ますよ。
後継者や若いファンが、さらにどんどん足を運ぶようになってくれれば。
ちなみに、歌舞伎とは違って、お値段もお手軽ですよ。
一般の一等席:5,700円 (これが一番高額)
学生の一等席:4,000円
それぞれ三等席まであります。
今回は、豊竹咲甫大夫さんという方の艶のある声を
初めて生で鑑賞できたのも幸いでした。
東京の2月は、春をよぶ文楽。
憶えてください。
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