修理ほかの相談のために、紹介された工房を初めて訪問しました。
普段、貴金属には全然ご縁がないので、なんだかどきどき。
(だって、私はつい最近まで、自分の指輪のサイズも知らなかったくらい。)
偏屈なじいさんが、うずくまるように細かい仕事をしているイメージ。
・・・「パックリ取って食われる」かも・・・
と、思っていたのですが、温厚そうなおじさんと若い息子さんが、
親切にいろいろ教えてくださいました。
100年以上は軽く年取っている品物を、
15年もがんがん使っていたのはやはり無謀だったな。
(後悔、先にたたず。)
落っこちてしまった部分の代わりは、
ここ日本ではまず見つからないだろう、とのことでした。
(みんなにそう言われても、あちこちでまた尋ねていますの。)
もう少し簡単そうな(別物の)修理でさえ、
「細心の注意を払って仕事させてもらいますが、古いものの場合は
万が一、おかしなことになる場合もある、ということを承諾してもらいます」と。
ともあれ、腕の良さそうなおじさんたちの仕事ぶりが、
ドシロウトなりに盗み見すると、とても心地良いものに感じられて、
ちょっと清清しい時間になりました。
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