舞台のホリゾント。
このシンプルな板の上に広がる空間が、
私の「どこでもドア」なんじゃないか、と、ふうっと思いあたりました。
このところ、続けていろいろなダンス作品を観ている中で
様々なジャンル・・・ジャズダンス、バレエ、暗黒舞踏、音楽会、
演劇など・・・のどれを観ても、
その先に、自分がこれまでに実際に観た
多種多様な作品、パフォーマー、裏方さん、演出家、振付家、
教師、生徒、その他の関係者たち、
さらには、その人たちそれぞれが係わった故人も含む舞台関係者、
そんないろんな人たちの記憶の中で、全部が繋がっているような
不思議に懐かしい気持ちがしたのです。
古い文献や写真だけでしか知らない伝説のパフォーマーや
会ったこともない著名な舞台関係者たちも、
みんなこのホリゾントに繋がっているなあ、と。
亡くなったばかりのモーリス・ベジャール(振付家。
映画『愛と哀しみのボレロ』に用いられた振付も彼の作品)も、
この繋がりの中に、この先もいつでもいるのだなあ、と。
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