上等なホテルのロビーに座って待ち合わせ。
いかにもお金持ちそうな男性が、近づいてくる音・・・
カツ、カツ、カツ・・・
次にやってきたのは、毛皮のコートが似合っていない女性・・・
ハイヒールの音が、コチ、コチ、コチ・・・
磨き上げられた上質の石材のフロアの上を、
素材から吟味された革靴に足を入れた人間が歩く時、
独特の響きが、あたりに広がります。
どうやら、そういう良い靴を履いている人たちは、
その感触、その響きを、意識のどこかで、
優越感をもって楽しんでいるような気がしたのでした。
一方で、周囲への配慮に敏感で、
美術館や病院、図書館、オフィスなどでは
音をたてない靴を選び抜いて使う人たちもおられますね。
どちらも、‘靴を耳がどう捕らえるか’を知る人たちだとは言えます。
写真は、
ガラスならぬチョコの靴!
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