いくつかの書評を読んでからのトライ。
重たい内容であることは承知の上で。
「絶望や混乱、正気を逸脱した状態で死を選ぶのではない、
別の選択肢があるのではないか、
つまり、何一つ心配事も不自由も無い状態で
あえて死ぬ状況とタイミングを、
自分自身で選ぶという生き方があるのではないか」という持論を、
そのまま書きあらわし、そして65歳(非常に健康で幸福な状態)で
実行(実証・・・と言えるでしょうか?)した哲学者の本。
文章そのものは、想像していたよりも難解ではありませんでした。
この手の論述には、偏向がつきものですが、
裏側に生を見つめるきっかけを与えてくれるヒントがありそうで、
それを拾いたくて、読みました。
つまり、賛同する、しない、にかかわらず、読んでおきたかったのです。
内容は、いったん自分の奥に沈み込み、時を経て浮上してくるでしょう。
寝かせておいて、何かのきっかけで、また読むことになると思います。
●『自死という生き方』
須原一秀・著
双葉社
2008年1月第一刷 1,800円+税
ISBN:978-4-575-29998-4
腹立ちました。
>何一つ心配事も不自由も無い状態で
>あえて死ぬ状況とタイミングを、
>自分自身で選ぶという生き方
勝手にそう思って、勝手にやってくれって感じです。
死を哲学で語る人は嫌いです。
そんなものから生を学ぶことは何もありません。
読みもしてないのに、すみません。
投稿情報: あっちゃん | 2008/04/08 12:05
あっちゃんさん!
腹が立ってもコメントしてくださって、ありがとうございます。(^^)
ま、それが大方の反応でしょうね。
警察も、著者の死後、家族を長期間取り調べたそうですし、
「嫌い」「わからない」という方が大半なのかも。
「嫌いだから読まない」という選択肢もあるけれど
私は「本当に嫌いかどうかを自分自身で確認したい」という人種ですから。
それにですね、私のご紹介文からだけでは
この本が本当に「死を哲学で語っている」のかどうか
まだわかりませんよ・・・
投稿情報: calvina | 2008/04/08 20:39