『ナルニア国物語』の第2章。
テキストで何度も読んでいる作品は
映画を観るのが怖ろしい気がしますが
それでも観たいという気持ちが勝ちました。
「ディズニー映画だから」と思えば、原作に忠実でなくても大丈夫です。
カスピアン役のベン・バーンズ、
「絵に描いたような王子さま」とは、
こういう人のことを言うんですねぇ。 ため息。
余計なことですが、キアヌ・リーブスに似ているのでは。
(すみませんが、あんまり区別がつきません・・・)
最も心に残る台詞(文言)は、
「歴史上最も崇高な矛盾を抱えた王さまになる」というフレーズでした。
敵のために戦い、彼らの上に立つ王さまになる、という意味ですね。
(王子自らの台詞ではありませんので、念のため。)
あ、でも・・・私の好きなのは、断然リーピチープ(Reepicheep)!!
ねずみだけれど、自分がねずみだと思っていない!!
あの抜群に人気が高いキャラクターが
ディズニーにどう料理されているかを、どうしても観たかったんです。
まだ映画化されていない『馬と少年』や『銀の椅子』が
特に昔からのお気に入りなので、これからの映画化が、ちと心配・・・
それから、「『ナルニア』はこれから」という人には、
やはり原作の本から入って欲しいというのが本音です。
伝説、聖書、シェイクスピア。そんな下地も欠かせません。
今、書きながらハタと思ったのですが
「原作を読んでいるから」というよりも
「原作につけてあった挿絵があまりにも素敵だったから」
映像化されたものを観るのが心配なのかも。
ポーリン・ベインズ(Pauline Baynes)という英国の画家の挿絵は、
こんな↓↓↓具合です。
http://images.google.com/images?hl=ja&q=Pauline+Baynes&lr=&um=1&ie=UTF-8
むしろ、モノクロの線画風の小作品に
豊かな味わいがあり、
例えば、頬を染めた女性の小さな顔が
ピンク色を使わなくてもそう見えるのが
子どもの私にも不思議で、何度も眺めていました。
でも、やはりC.S.ルイスの原作が巧みにできていなければ
べインズの挿絵も生まれなかったのでしょうからね。
(『ナルニア国物語』をご存じない方、ご興味のない方には
何の得るところもない本日の記事でした。ごめんなさい。)
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