「二番煎じ、三番煎じなのに、好評価されているものが案外多いな」と
つくづく思う今日この頃。
過去に評価を受けた仕事をそれとなくコピーしていたり、
奇をてらって完成度を無視した仕事が、
その気になって周りを見回すと、多いこと多いこと。
「外の国から持って来さえすれば、何やら良さそうに見えるから
きっと儲かるだろう」という発想自体も、貧しいと自覚するべきなのかも。
一番しらけるのは、作品が何をコピーしたものか、
アイディアの源が何なのか、はっきりとわかる時です。
「こんなつまんないものを残してしまって、心は痛まないのかな」と
凡人の私にも思わせてしまうなんて、あまりにも哀しい。
本物の‘独創’とは、おそらく非常に単純で
誰にでも見えていたり身近にあったりするものを素にして
生まれてくるもののはず。人の気持ちを救い、幸せにできるもののはず。
自分が生きている間に、そうだと信じることができるもの、
それを生むことができる人に、できるだけたくさん出会いたいものです。
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