栗原はるみさんが、今夏、
デンマークを訪問された様子が
彼女の雑誌『haru_mi』(9月1日発売の秋号)に。
http://harumi.fusosha.co.jp/
私も興味をもって今号の発売を
楽しみに待っていた一人です。
「素敵な女性でしたよ。はるみさん。
僕もね、この前初めて日本へ行って、感激したよ。
東京からたくさんのインスピレーションを持ち帰って、
今また新しい料理本の準備をしているところなんだ」
と、チボリ公園内にモダンで明るい温室のような店
『The Paul』を構えるポール・カニンガムさん。
http://www.thepaul.dk/
(見落とされがちですが、チボリ公園って
有名にもかかわらず、一年中営業しているわけではありません。
春から夏にかけてと、クリスマス前だけだと思ってください。
ですから、ポールさんの店にもきちんと予約をしてからお出かけください。)
ポールさんは、英国の出身ながら、デンマークに溶け込んで活躍中。
これは本当に異色の経歴だと言えると思います。
そして、ウィットと色彩感覚に富んだ独特の世界を構築しています。
「○と□を重ね合わせて、こういう味になったところにもってきて
ここから斜めにこんな味がヒューッと差し込んでくる感じ。ほれ」
なーんていう説明が・・・私は大好きですよ。(ついて行きにくいけど。)
客の興味をかき立て、一人一人の心により深く残るように、
一皿ずつ供する料理の説明を進めることができる料理人は
日本人にはまだ少ないような気がします。
材料と、組み合わせやコンセプトの説明(羅列)だけでは駄目。
「客をそそる何か」が必要で、しかも料理より話術が
でしゃばらない「さじ加減」も大切かと思われます。
これはね、ポールさんの今夏の一皿。
「パイナップルのラビオリ」!
小麦粉の膜が無いんですっ!おもしろいっ!
私は、栗原さんを個人的には存じ上げませんが
「主婦の料理・家事からスタートした」というその根っこの部分が
たくさんの人たちに夢を与え、支持され続ける源なのかな、と思います。
いつまでも華奢で可愛らしいところも、ポイントを高くしていますね。きっと。
「美しいもの」「儚げなもの」「華奢なもの」「繊細なもの」は珍重されます。
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