いくつもの大切なメッセージが含まれた巧みな命名だと思います。
偶然に‘さわり’の部分だけをチラッと見てしまい、
続きがどうしてもどうしても知りたくなって映画館へGO。
アメリカン・フットボールのスター選手になったばかりのマイケル・オアー。
実在の人物です。
父親の記憶は無く、麻薬中毒の母親からは7歳の時に引き離され、
普通の生活、家族、教育を、ほとんど何も与えられなかった少年時代。
この人の生い立ち、つまり、実話がもとになった映画です。
人が人と向かい合い、じっと互いを無言で見つめ合う、あるいは感じ合う、
ほんの短い時間の中に、あふれんばかりの愛情が見え隠れする。
それをなんとか大切に映しとろうとしているようで、その‘間’に泣けました。
人種差別や貧富の差の問題は、オバマ氏が大統領に選出されたからといって
解決したわけでもなんでもなく、離れた島国で暮らしていると忘れがちです。
ときどきは、こうして問題意識のかけらでも、
私の心の中に呼び戻してもらわなくてはなりません。
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※ 映画の公式サイトのご紹介をしたいところですが、
この作品に限っては、観る前に動画で‘さわり’をご覧になるのは良し悪しかな、
と考えました。 今回はヤメにしておきます。
※ この作品で、サンドラ・ブロックが米国・アカデミー主演女優賞、
ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞したので
日本でも注目度が高まっているようですね。
でも・・・私見では、俳優一人だけの突出している演技がどうこう、
という作品では、けっしてないと思いますが。
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