「冬物をもう全部片付けてしまったから、今日も春物で我慢」
「‘伊達の薄着’はやっぱり粋である。えっへん」などと豪語する
人たちとは、私は違いますもん。
空調のある場所とそうでない場所とを行き来しなくては
生活が成り立たないので、酷暑と極寒の時期を除くと
ずっと変わらず傍に置いている衣類がいくつもありますもん。
それでも、冬から春になる境目では、一年中で一番
「次は何を着ようかな」といううきうきした気分は盛り上がります。
そして、いろいろな方面から攻めて、頭の中で計画を立てます。
素材? 綿は言うまでも無いですね。 麻、テンセル、絹も良いな。
色? あんまり似合わないかもしれないけれど、
今年は薄いブルーやグリーンにも挑戦したいな。
柄? やっぱり花柄。 ただし、仕事の内容によっては不可かな。
小物? 汗に強い素材。 洗いをかけられるもの。 薄い色目のもの。
こういうものを、全部新調するわけじゃないですよ、決して。
手持ちのものから引っ張り出して、組み合わせてみます。
それから、何を買い足すかを考えます。ほとんどパズル。
先日、テレビで「デパートで上客に対応するコンシェルジュが
たいそう台頭していて、この売り上げがなかなか良い、という
話題が紹介されました。
その家の事情もすべて把握したうえで、商品を取り揃えて提案し
全部まとめて買ってもらう、という戦略ですね。
「お嬢さまの大学入学でしたら、お洋服は授業の他にも
飲み会とか教授へのご挨拶(!)とかで、こういうのも必要では?」という具合。
一回の売り上げは、平均30万円以上(!!)で、コンシェルジュを増員する
デパートも出ている、とのことです。 首都圏でもない所でも。
(デパート自体が沈下している、というニュースとは、どう折り合うのでしょう・・・はて。)
コメント