まったく別の警察官が活躍する推理小説。
原題は『ダンス教師の帰還』とかいう意味。
スウェーデンの小さな町に、この人の作品の読者が
ドイツなどから見物人がやって来るほど、だそうです。
マンケルには、まだまだたくさん書き残していただきたいと思っています。
ちょっと暗くてそっけないけれど、デリケートなところもあるかな。
(以下、この作品からの抜書き)
『手に明かりを持って歩くのだ。 そして目の前を照らすのだ。
足をどこにおくかを見るために。 だがときどきは道の端のほうも照らせ。
そうすれば、どこに足をおいてはならないかがわかる』
※ 『タンゴステップ』 ヘニング・マンケル・著 柳沢由実子・訳
創元推理文庫 2008年5月初版
上巻 ISBN:978-4-488-20908-7
下巻 ISBN:978-4-488-20909-4
各巻980円+税
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