「(詩人)まど・みちおさんを画家にしたような
少年の心をそのまま持っているおじいさんだな!」
と思ったのですよ。 作品や写真・動画を拝見して。
昨夏、惜しくも亡くなられたのですが、
今年いっぱい展覧会が各地を回っています。
『ピノキオ』や『不思議の国のアリス』など、絵本の挿絵も手がけておられます。
が、なんといっても昆虫の細密画が、この人の得意なジャンルです!
「虫のことを考えるのも、観察するのも、大・大・大好き!」という気持ちが
もうどの作品からも立ち上って来るような。
(「プチ・ファーブル」と呼ばれるのも、ごもっとも。)
数年かけてやっと完成した、という作品もある、と知りました。
おもしろかったのは、「昔、少年だった人」たちが、
会場で「すっげぇーーっ」と叫びながら、1枚1枚丁寧に鑑賞していたこと。
もう一つ、おもしろかったのは、私は虫や鳥を間近で観るのが苦手なのですが、
千佳慕さんの絵の中の被写体は、宝石のように命が輝いているなと思ったことでした。
これからチャンスがある方は、ぜひご覧ください。
※ 熊田千佳慕(くまだ・ちかぼ)展 詳細はこちら↓↓↓から
http://www.asahi.com/kumadachikabo/
主催:朝日新聞社
同展は、2010年4月に伊丹市立美術館からスタート、
福岡県立美術館(5月27日~7月11日)を経て、
この後は名古屋(タカシマヤ)、横浜(高島屋)、
大阪(心斎橋大丸)、群馬県・高崎市美術館へ巡回予定。
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