Calvina's Corner

「土日があって良かった！」というコメント。

一人暮らしのキャリアウーマン。

「週の半ばから風邪がこじれて、声がぜんぜん出なくなったのよ。
で、金曜日が断れない仕事で外に1日出ていなくちゃならなかったので
もうつらくてつらくて倒れるかと思っちゃった。
あ～、土日があって良かった！」と、今日（水曜日）になって白状していました。

一人暮らしで体調を崩すと、本当に大変です。
周囲に心配かけまいとして、かなりひどくなるまで誰にも言わないこともあるし
一人暮らしではなくても、例えば主婦だったら、
具合が悪いのに家族のご飯までいつもどおりに作ったり、水仕事したり、
ふらふらになりながら頑張っている人も大勢いますからね。

季節の変わり目。せめて風邪はひかないように気をつけましょう。 お互い。

スターターのヒント。

ラタトゥイユって普通は鍋いっぱいできてしまうものでしょ。
ここでは野菜を小さく細く切り揃えてあって、盛り付けも
「ちんまりちんまり丁寧に」となると、すっかり見違えます。
この店では家庭料理をこんな風に出しているわけ。
これからの季節なら、温かいスターターもうれしいですね。

漏れ落ちる礼儀。

礼儀についてあれこれ考えさせられる日々です。

不義理をしないように気をつけようと思っても、
ものも情報も用事も増殖してあふれている中、体力・気力は下降線。
手ですくった水のようにどんどん漏れ落ちてしまう大事なものが
たくさんあります。 気になっているものをいっぱいホッタラカシにしている日々。

コミュニケーションに使うツールもどんどん変わっているけれど、
コミュニケーションそのものについては
マメな人はマメで、雑な人は雑。 そこは変わらないように思います。

約束を忘れないで実行するとか、連絡したら返事が気持ち良くすぐに戻るとか、
そんなことが常になんでもなく続けられる人が、私の周辺にはたくさんおられて
そういう人たちと並んで恥ずかしくない方向に自分が近づいているのか、
ということが、私の目下の関心事です。

「まったくそんなことに関心がない人種」というのとは
いったいどのようにお付き合いしてゆけば良いですかね。
やはり、目を合わせない、近寄らない、触らない、というのが基本なのかな・・・。

日傘の冬眠準備。

　日本国内でも北部はもうかなり
　冷え込んできたようですが
　私の周辺では未だ日傘を使う日も。
　でも、そろそろ洗って乾かして冬眠準備。
　一部は手洗い。一部はプロへお願いしました。

そろそろりんごが。

   北国ではりんごが実る頃ですね。
　店にもおいしそうなのが並び始めます。

　昨日は、傷んだりんごをごっそり入れて煮込んだ
　ヒヨコ豆とひき肉のカレーを食べました。

今日は、パイが泳いできました。 「思うようなりんごが手に入る時だけ作ります」と。
果肉をできるだけそのまま残そうとしておられるようで、家で作るものよりも
りんごの一切れが大きくて、少し温めると、果肉をそのまま食べるより
もっと濃いりんごの香りが、一気に立ち上がってきました。

ベルギー旅行のお土産！

　ふふふふふ。 そう。 チョコレートですよっ。
　チョコホーリックのワタクシとしては
　眺めるだけでもワクワクします！
　飲み物の準備もいつもより丁寧になります。

ベルギーは、ぜひいつかのんびり訪ねたい国の一つ。
このブランドののロゴは、かのスパルタ国王レオニダス一世。
（映画 『300（スリーハンドレッド）』、ご覧になりました？）
創始者の名前がレオニダス（彼もギリシャ系）だったからだそうです。

Camp Esperanza Chile!!

希望という名のキャンプ。
最初の一人が救出された映像に釘付けに。
33名全員が無事に地上に出られますように。 今はただそれだけ。
戦争とか諍いにエネルギーや知恵を使ってる場合じゃないですなぁ。 人類は。

『おおきな木』。 村上訳と本田訳。

天下ご免の村上春樹さんが新訳版を出されたばかりですね。
あとがきさえも大好評（らしいですね）。
村上訳のおかげでこの本にもう一度スポットライトが当たるのはうれしいです。

中身を早速チェックしてみたのですが・・・

　「以前に篠崎書林から出た本田錦一郎さんの
　訳のほうも絶対に捨てがたいな」という感想でした。
　（写真は本田訳（帯付）です。）

　その理由をここ数日考えていました。

　村上さんは、「もともと、原文の主語が
　She（彼女）になっているのだから
そのとおり（主人公を女性として）訳した」ということを（あとがきに）書かれています。

でも、私は子どもの頃に最初に出会ったこの主語の訳が「木」になっていたこと、
一人の男の子に出会い、彼が成長し老いてゆくまで、自分が捧げられるものを
すべて与え続け、それでも「木はうれしかった」という日本語で読めたことに
今、感謝したいと思っています。

与えるという行為、その喜びも哀しみも痛みも重さも何もかもが、
性別や年齢や地位や生きている場所に関係無く、この本の中に
純粋に現れているとすれば、主人公が「彼女」である必要は無いと思います。

また、原題 『THE GIVING TREE』を、『与える木』という直裁な題名で
認識し始めることがなかったことにも感謝したいと思っています。
子どもなりに、「この木の心はでっかいんだな」という解釈を
ごくごく自然にしていたように記憶しています。
ちなみに、今回の村上訳では、旧訳の題名を変えると
混乱を招くかもしれない、という理由で
（この部分を）いじらなかった、という説明がなされています。

本文最後のオチの部分も、旧訳と新訳では大きな違いがあります。
「これだから、翻訳って難しいんだよな。背筋も凍るくらい怖ろしいんだよな」
というくらい大きな違いが。
（これ以上書くと、読んでいない人に失礼なので止めておきますね。）

将来、この本を誰かが新しい体裁で出すチャンスがあるのなら、
例えば、電子本で誰でも読めるようになるなどということがあるのなら、
原書と本田訳の対訳と、原書と村上訳の対訳の両方で
いつでも楽しめるようにして欲しいな、と思うくらいです。

「意訳」というと、それだけで切り捨てたがる人もいますが、
この本田訳を意訳と言うなら、意訳の中にも素晴らしいものや
勉強になるものもいっぱいありますよね、と共感者を募りたい気持ちです。

村上訳で今回初めてこの作品を読む方たちには、ぜひ合わせて
本田訳を図書館で探してでも読んでいただきたいな、と思っています。
その比較によって、この作品をもっと楽しんでもらえるでしょうから。

比較はマズイことなのか。

他人との比較、のことを考えているんじゃないんですよ。

どんどん日常からこぼれ落ちて失っているものが
最近多くなってきたんじゃないか、ということです。

「失ったら得るものもある」というのにも一理あるとは思えど、
やはり失うものの量のほうが大きくなってきたような気がするし、
以前の自分のほうが、なんかいろいろな面で
マシだったような気がすることもあるんですよね。

自分の過去と現在を比較すること自体、停滞している証拠なんでしょうか。

なんだか、ここで一発スッキリするような本かアートや人に出会いたい気分です。
特効薬が欲しいね。 劇薬でも良いかな。 一気に秋も深まってきたところですもんね。

古くて古くならない指輪！

　 　「おばあちゃん、お母さんから
　譲ってもらったもの。
　リフォームしないでこのまま使う、
　という約束をさせられたんですよ」と。

「留め金だって、細工だって、昔の指輪のほうが今のものよりも凝っていて
素敵だよね。絶対に」ということで、私たち二人の意見は一致しました。

珊瑚玉など他のも見せていただきましたが、全部‘ため息もの’でした。