私にとって春先からけっこう波乱続きだった2010年ももうすぐ終わり。
能力以上のことが要求される仕事、そして長く厳しい暑さに
くたばり気味の期間もありました。
でも、「お声がかかるうちが華だよ。頭を冷やそうぜ」と
自分に言い聞かせながらやり過ごしました。
(太字のコメントは、海老蔵事件の後、代役にたつことが決まった
玉三郎さんが、会見でさらりとおっしゃったものでもあります。)
世界の情勢も、日本の実情も、大変厳しいものがあり、
特に大きな災害や紛争、また、その紛争の火種や芽については
自分の無力さも含めて、考えれば考えるほど心が痛むばかりです。
来年は、海外のニュースを、気を引き締めて、
より多くチェックするのも目標です。
おそらく、自分の進むべき方向は、
こっち(国の外)の視点からのほうが見定めやすいのでは、と。
最後に、今年一番心に残った言葉をここに。
エスペランサ(Esperanza)。 「希望」です。
南米・チリ。 地中に生き埋めになった鉱山労働者の救出作業中に、
ベース・キャンプにこう命名され、皆の合言葉になりました。
付随するエピソードや‘後日談’には、好ましくないものもあるようですが
「あの」救出の瞬間の映像には、何かを教えられたような気がして
今もときどき、それが何であったのか、と考え直してみるのです。
希望を語るということが、本当に難しく、時には空しくさえ思えるこの頃です。
年越しのこの時期に、次の一年にはどんな希望を抱くことができるだろうかと
私は立ちすくむ想いです。
当ブログへ入ってきてくださった皆さま、また、支えてくださった皆さま、
今年も本当にお世話になりました。 どうもありがとうございました。
この先もどうぞ気長にお付き合いください。
寒さの緩む頃には、何かまた愉しいことを発信しようと思っています。