夕暮れ時。 ほんの少しだけ涼やかな風が吹き始めたので
30分ほど日陰を選びながら散歩することにしました。
西日も徐々に弱くなり、完全に日が落ちる直前の時間帯です。
麻の探検パンツに半袖のTシャツ。
帽子も日傘も無し。 素足にサンダル。 手ぶら。
「あぁ、こういう感じ、こういう軽装、
小さい頃の夏には当たり前だったよな」と、ふと。
夕方になったら暑さも一段落。 打ち水でもすれば、辺りはさらに涼しくなります。
無防備とも言える軽装で、ふらふらっと夕闇の中を歩いて行く、あの懐かしい感じ。
今は、長袖の「はおりもの」に帽子に日傘に日焼け止めに・・・という具合に
いつでも完全防備した人ばかりしか目に入りません。
UV化粧品や手袋でさらに‘完全ガード’の女性も多くなりました。
なにより、「夏の夕暮れを楽しむために戸外でボーっとしている人」
というのを見かけなくなりました。
ぼんやりとですが「あー、昔とおんなじ夏じゃない夏を過ごしてるんだな」と、
(脳みそのほうではなく)肌で感じたのでした。
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