著者は、モデルで女優でイラストも作文も上手。
ときどき、天からいくつもギフトをもらう人がいるのね。
細かいイラスト(絵地図)が楽しいんですよ。
「ウォーリー」みたいにちっちゃい亜希子さんを
探しながら眺めていると、気分がゆったりしてきます。
雑誌『PS』に連載した記事をまとめたものだとか。
未だの方は、ご興味あれば2冊まとめてチェックしてみてください。
私は、この人の本当の魅力は、審美眼と(作文も含む)
気取らない表現力そのものだと思いました。
恵まれた容姿や‘カワイイ系’のイラストがくっついていなくても、
どこかで評価されて出てくることになっていた人かもしれないな、と。
本のデザインは、あのヒットメーカー、アリヤマデザインストアです。
(・・・という説明だけで、どんな系統の本だか、わかる人にはわかりますよね。)
最近私の周りからは、あっちからもこっちからも、
「寝る前に少しだけ読んでも幸せな気分にしてくれるような本がイイね。 」
という声が聞こえてきます。
そのとおり! 私も、読み出したら引き込まれて「徹夜もやむなし」と
いうことになるようなものは、(好きだけど)しばらく敬遠気味になっていました。
気力体力ともに、酷暑に削り取られていたからです。
「秋の夜長の集中的な読書」に向かう助走期間には、何か楽しいこんなのを。
それから!この本を手に取ったら、必ず表紙カバーをはずして、
本体の表紙の図柄も鑑賞してみてください。
気づいていない人が多いんじゃないか、と思うと残念なんです・・・。
(同じことを考えていた方、いらしたら、ぜひご連絡ください。
友だちになれそうな気がします。 (笑))
※ 『みちくさ』 菊池亜希子・著 小学館
2010年2月初版 998円(税込)
ISBN-13: 978-4093423823
『みちくさ 2』
2011年5月初版 1,260円(税込)
ISBN-13: 978-4093423878
コメント