大御所(長生きの先輩)たちの語録。
「本当は、もっとがっつり取り組んで読むべき‘濃い’本に
齧りつかなくてはいけないのかもしれない」と思いつつ、
こういう読みやすい(どこからでもするする読める)類に
逃げる自分がちょっと嫌。 せめて何度も噛みしめませう。
・ 宇野 千代 (うの・ちよ、1897-1996)
・ 堀 文子 (ほり・ふみこ、1918- )
お二人の作品そのものに心酔している、生み出された美術品に惚れている、
ということでは必ずしもないんですよ。 生き方そのものに興味をそそられます。
堀文子さんの肩書きは日本画家、ということになっていますが、
どちらかと言えば文章の方が好きかなあ、と思うこともあるくらい。
震災後の今、この2冊のうちでは、文子さんのもののほうが
私にはしっくり、というか、すんなり読める気がします。
(当ブログ右側の『カルビーナの本棚』にも紹介しています。)
これらに限りませんが、震災の後、押しなべて私たちの価値観が
大きく変化している最中ですよね。
これまでに無い文化がいきなり出現し、歓迎されるのかもしれません。
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