一番外側にピンクや真紅、オレンジなど
少しばかり勇気の要る暖色群を着ている人、
日本の大人には少ないのかな・・・。
街全体がダーク系の色に沈んでいるな、と
思うことが多い今日この頃です。
華麗、じゃなかった、加齢とともに何を着るか、
何の冒険ができるか、ということは、難しい問題。
少し前にいただいた友人からの手紙にも
「ビタミンカラーのセーターが欲しいな」と書いてありましたっけ。
調べてみると、「ビタミンカラー」は和製英語ですって。
イメージは思い浮かべやすいですけどね。
キウイの果肉のような黄緑色のショート丈ダウンジャケットを
人ごみの中で見かけて、思わず目で追いかけてしまいました。
暖色ではないけれど、こういうのも気持ちが新たになる感じで
似合う人が着ると素敵。
特に、3.11後の最初の冬は、気持ちを持ち上げてくれるような色が
皆にとって心地良く感じられるのかもしれません。
神経を刺激せず、しかも心身の奥を温めてくれるような色を
今は皆が望んでいるような気がします。
ただ、もともと「派手だと後ろ指をさされたくない」「目立ちたくない」
という人が多い上に、直接的ではなくても「気分は喪に近い」
という人も今は多いことも、忘れることはできません。
世相の把握の仕方と自分なりの匙加減は、難しい問題。
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