夕暮れ時に横断歩道で信号が変わるのを待っていると、
大きな雪の結晶が斜めに降りてきました。
傘が必要なほど激しく降りてきました。
遠くから、エリック・サティの音楽(オルゴール音)が
私の傍にゆったりと漂ってきました。
濡れて黒光りしているアスファルトがもの悲しくて、
それでいて美しくて、そこに立つ自分はちっぽけで。
どこか日本から遠く離れた国にワープしたような不思議な気分。
二度と無いこの組み合わせの妙を、心に刻んでおこうと思ったのでした。
コメントを投稿
コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。
アカウント情報
(名前とメールアドレスは必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント