Calvina's Corner

今夏は麻！ Linen

雨のしょぼしょぼ降る晩に、劇場の中で見かけたお兄さん。
真っ白い麻のシャツを一枚ペロッと着ておられました。
プレスがきいていて、カフスも普通にとめた素直な着こなし。
カッコ良かった・・・でも、見た目は寒々しかったです。

やっと長かった冬から脱出できるかな、と思っている最中なのに
もう春夏用の涼しげな服が次々と宣伝・販売されていますよね。
それにのっかって「先取り」する人を、ちらほら見かけるようになりました。

私も「この夏はたくさん麻を着る！」と決めています。
麻か、麻の入った服にばかり目が行く今日この頃。
昨夏の猛暑で一番お世話になったのも麻の服だったし、
布素材の中では強いということもあり、一番興味をそそられるから。

実際の天候を考えると、未だ自分が着るのはそうとう先になるかもしれないのに
すでに今からいそいそと引っ張り出して眺めているものもあるんですよね・・・。
私だけだろうか、こんなことしているのは・・・。

ひねもす・・・。 Nap

　気持ちの良い午後。
　ゆっくり散歩する老夫婦や、
　ちっちゃな女の子とランチを広げる
　若いお母さんや、プロ仕様のカメラを
　ぶら下げて歩き回るおじいさんなどを
　見かけました。 あっ、サギ（鳥）も。
　でも、本日のハイライトは、昼寝のおじさん。
　ベンチで微動だにせず。 妙な体勢なのに。

北九州市のPR誌 『雲のうえ』（16号）！ "Kumo-no-ue"

　スターフライヤー就航（2006年）をきっかけに
　年に2回のペースで発行されている雑誌、
　『雲のうえ』。 ワン･テーマ。 タダです。
　いつも表紙（左の写真はその一部）もおしゃれ。　
　今回は「ちょいと遊んでいる感じ」ににんまり。
きっかりいつ次が出るのかがわからない→「忘れた頃に次を見つける」というペース。

『四月と十月』という美術雑誌でもおなじみの画家、牧野伊三夫さん、
『Ku:nel』他でファンの多い有山達也さん、ANA機内誌から
躍り出たつるやももこさんが制作の核になっておられます。

つくりも内容もとても充実していて、タダというのが信じられません。
（それが証拠に、本屋のレジに立っていたアルバイトのお姉さんは、
この雑誌が有料だと勘違いして、表示価格を懸命に探していました。）

テーマが好みではない号もあるので、私は定期購読はしていません。
が！ 今春の最新号は、賑やかな「北九州ラーメン」の特集で、
鈴木るみこさんの参加もあり、とっつきやすいと思ったので
未だご存知ないかたがたへもチェックをお勧めすべく、ここにアップしました。

内容もさることながら、市町村が予算を何にどう使うのか、ということについて
この雑誌を手に取ると、いつも考えさせられます。

都内でも、青山ブックセンターや羽田空港スターフライヤーカウンター、
古書店などで配付されています。
その他詳細は、上記（雑誌タイトルの）リンク先から。

飴色？ Simmered pork

　「飴色」という言葉の
　曖昧で懐の深いニュアンスが好きです。
　言葉の中に、単純な色だけではなく
　艶をたたえた質感さえも含んでいるようで。
　← こんな色にも使えるかどうかわかりませんが。

最新、桜の切手！ Centenial celebration of the gift to U.S.A.

　「東北の桜」「河津桜」ときて、今春の新作はこれ。

　アメリカに桜をプレゼントしたのが100年前。
　元気に育ったその様子を描いたものです。

　枝にとまる鳥が・・・アメリカだとこうなるのね。（笑）

　日本でも本物の花がやっと開き始めました。

つや子さんの加賀手毬と指ぬき！ （『暮しの手帖 57』）

今春の最新号は、「私にとっての当たり」が多かったと思います。

　特に、最後のほうに載っている、
　92歳の小出つや子さんとその作品が
　目をみはるほど素晴らしかったので、
　多くの方にご覧いただきたいです。

古臭くなく、どこまでも瑞々しい感覚。 ほがらかな暮しが透けて見えます。
作品集（図録）あるいは個展を企画していただきたいくらいです。

※ 『暮しの手帖57 （4-5月号）』　暮しの手帖社　900円（税込）

際限なし。 Books, books, and books!

　久しぶりに近所の古本屋へGO。 様変わり。
　棚を増やしたことには不満はないけれど、
　随分と適当な棚の編集具合にちょっと憤りが。
　これはプロの仕事ではありまへんな・・・。
　チェックするのに時間がよけいにかかるのが不満。

それでも、フランスの手芸本や、イタリア料理のレシピ本を見つけて、
少し機嫌がなおりました。
イタリア料理のほうなんて、９年前の初版で、内容もよくできていると思うのに
もうたったの105円しか値段がついていないんですよね。 コンディションも良いのに。

「試してみたい」情報が紹介されていたので、二冊とも連れて帰りました。

休日に、家族で遊びがてら本を選んでいる人たちを
以前よりも多く見かけるようになった気がします。
‘安近短’の典型のようでいて、実は、やりようによっては奥深いレジャー。

年度が変わる直前、引越しが多い季節だ、ということもあるのでしょうか。
不要な本を売りに来ている人もたくさんおられました。

新しいものでも古いものでもかまわないから、
素敵な本に１冊でも多く出会いたいと思っています。
宝石やブランド物には興味ないけれど、本は際限なく欲しい！
笑い話じみていますが、購入した本に載っていた情報がらみで
次に買いたい本を知る・・・という‘連鎖’も、しばしば生じます。

水漏れ事故 後日談。

お約束していたご報告を。
隠れ家が水漏れ被害に遭ってから2ヶ月以上経過しましたが・・・
要するに、加害者男性の「逃げ勝ち」でした。

「生活保護を受けている」というのが主な理由で、
保険にも未加入だったため、まったく弁償の能力が無い、の一点張り。
これが、どこまで本当の話なのかもわからずじまい。
正式な挨拶もなく、電話も通じず、手紙もメモもこちらへ届かずじまい。
私も、ここにきてなんだか本人と顔を合わせるのが怖ろしくなってきました。

物件のオーナーや管理人は、「命にかかわるような問題でも
起こされたら困る」という姿勢で、修理やメンテナンスの費用を
すべて自分たちで被ったことで、すべてを収束させようという方針です。
「今後、保険に入る余裕も無い」と主張している本人については
「追い出すわけにもいかない」ということだそうで。 「人権」とはなんぞや。

結局、嫌な想いが残っただけになりました。
自分の時間や意識を、これ以上この件にとられるのはもったいないので
ここらで自分のほうから気分をきっかり切り替えようと思います。
この被害の教訓と先々の方針は・・・まあ、ゆっくり考えます。

山下達郎、59歳。 Tatsuro Yamashita

　全国ツアーの真っ最中。 先月４日に59歳になった、と。
　マイク無しで2,000人以上入るホールの隅まで
　その肉声がきちんと通るなんて！
　とにもかくにも、その声が若い！！
　今日も含めると、あと20本。 快進撃です。
　気が遠くなりそうなスケジュール・・・。
　（だからというわけでもないけど、
　写真がピンボケになってしまいました。）

「与えられたものと努力と節制」ということを考えさせられますし、
年上の人で（職業その他の条件が自分と異なってもなお）
これから先の道しるべになる人が存在する幸せってあるのね。
単純に「エイジング」というだけではない、より複雑な意味で。

「この世の中で、自分の良さを生かして、皆のために、
自分のために、そして次世代のためにできることは何か」
ということを、しっかりと考え続けている人。
生き方そのものに清潔感がある人。

来年は「還暦ツアー」です、と。
あ、それから、ライブハウスでもやりたい、と。
実現したら、レアな曲も聞かせてもらえるかな。

咲いた、咲いた。 Violet

　「寒い。いつまでもしつこく寒い」と
　人間さまが文句を言っている間に
　もうこんな可愛い花がたくさん！
　「気づくのが遅れてごめんなさい」
　と謝りたいです。