「もうお花見しましたか?」「花見に行きましたか?」と
あちこちから何度も何度も尋ねられるたびに口ごもるワタクシ。
相手は、「花の下でごはんやお酒を楽しむ」(つまり、「花見の宴」)
という意味で尋ねてきているのだと思うけれど、私が好きなのは
ふらりふらりと花(できれば並木)の下を歩いたり、
樹木や花、遠くから花に集まる人間たちを、ただただ
ボーっと観察したりすることです。 それも「花見」に入るのかな。
そういえば、2日ほど前に、花吹雪の中を、美しい薄紅色の着物に
身を包み、黒髪を巻いてアップにした若いお母さんに手を引かれた
セーラー服姿の女の子を見かけました。 入学式の帰りですね。
まさに絵に描いたような光景。
いろいろな意味で、このように恵まれた環境に育つ小さい人たちは
少なくなっているのかな、と、なんだかしんみりしてしまいました。
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