主人公、天然痘の痕がひどい地方の絹商人。
このメイク、アップで見るとインパクト大。
シネマ歌舞伎、皆さん一度は体験しましょう。
歌舞伎を良質の画像で気軽に観るチャンスです。
今日から公開されるこの作品は、吉原で実際に起きた事件をもとに書かれました。
正式なタイトルは、『籠釣瓶花街酔醒』(かごつるべさとのえいざめ)。
平成22年2月、歌舞伎座公演の録画です。
病に倒れる前の中村勘三郎さんの勢いある演技、
阪東玉三郎さん、片岡仁左衛門さんの美しさ。
タイトルはわかりづらいし、読みにくいのですが、
話の筋のほうは、門外漢にもわかりやすいと思います。
(フトドキ者の私は予習ゼロで試写を見ましたが、ほぼ理解できました。)
デジタル上映の良さは、顔の皺や目玉の微妙な動きや、
息づかいや居合い、動きのリズム、衣裳の細かい縫い取りや
色合わせのニュアンスまでもが、はっきりと読み取れるところです。
後世に残す記録という意味でも、大切な試みだと思います。
上映館も、以前よりも随分増えました。
今回、本作品の公開は、全国40箇所近くで本日同時に行われます。
お近くの上映館をぜひ(上記リンクから)チェックしてみてください。
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