談志さんが亡くなって、もう一年以上経つなんて・・・
映像に残されているものや録音は
本物にはおよびませんが、
上映終了直前に滑り込みでじっくり鑑賞してきました。
シネマ落語には、寄席ともテレビとも違った
「集中できる良さ」があります。
あの照れ隠しのような笑み、への字に曲げた口、顔の皺、目線、
そして、深々としたまっすぐなおじぎ・・・
どれもこれも独特で、一度観たら忘れられません。
映画の解説を聞くと、著書(落語論)を読んでみたくなりました。
この人は、もしかすると「自分の才能が最も発揮され、死後も
記録されるには、落語という方法じゃないほうがふさわしい」と
終生考えていたのかもしれないな、と思ったりもします。
ところで! 映画の最後の最後に出てくるあのぬいぐるみは何?
お好きだったとは知らなんだなー! まるで映画 『ted』そのもの!
(話がそれますが、『ted』は最初は字幕スーパーをお勧めします。
声質も楽しんでいただきたいので。)
映画館で落語や歌舞、オペラ、バレエ、ミュージカル、コンサートなどを
フォローできるようになったのは、常に本物に触れることのできない
大多数のファンにとって、大変ありがたいことです。
本当は、幼・小・中・高の生徒に本物の劇場で鑑賞させる試みを
やって欲しいな、とかねがね思っているのですが、それが叶わないのなら
このようなスクリーン上映を活用する、という手もあるでしょうにね。
人口が先細りして、その中で経済力のあるアート愛好者の占める割合も
減ることが簡単に予想されるなか、若い世代に‘開眼’していただく機会を
少しでも作っていただければと思いますが。 『芝浜』だけでも見せたいな。
※ 『映画 立川談志』 詳細はこちら↓↓↓などから
25日(金)で上映終了になる映画館が多いので、皆さん急ぎましょう!
http://cinemarakugo-danshi.blogspot.jp/
落語がお好きなんですか?
私は、ある人のブログがきっかけで、この1週間の間に30話ばかりユーチューブで聴きました。
映像があるのもないのもあります。
聴いたのはすべて志ん朝さん。ブログに紹介してあったのが志ん朝さんだったということもありますが、昔、地下鉄の座席のまん前に志ん朝さんが座っていらしたことがあったのを思い出したので。
話芸のおもしろさ堪能してます。
投稿情報: konomi | 2013/01/23 20:14
konomiさん!
はい、落語は好きですよ。
もともと亡くなった家族に好きな者がおりまして、
関係の書籍類も多々・・・
(チェックできていないものも多々・・・)
私は、そうねぇ、音声だけで鑑賞するのも好きです。
これからは、ユーチューブの時代ですかね。
大型スクリーンのシネマでも一度ぜひお試しください。
投稿情報: Calvina | 2013/01/24 00:38