ビルに2年間張りついて撮ったドキュメンタリー。
1929年生まれですが、バリッバリの現役です。
こんなに楽しそうにシャッターを切り続ける人を
他に知らないかもしれません。 しかも50年も!
路上はショウのランウェイよりも魅惑的なんですね。
ニューヨークという町が無ければ、今日のビルは無かっただろうし、
ビル自身がニューヨークをある意味体現しているようでもあります。
原題に「&」が入っていないところにも実は深い意味があったりして。
フランスの道路整備労働者が着る青い上っ張りが彼の仕事着で、
その襟元にフランスの勲章が留めつけられる場面は痛快。
楽しそうに暮らし、多くの人から尊敬され愛されている彼が
心の中に抱えて誰にも見せない闇の部分が、チラと顔を出す場面も
この映画の白眉だと思いました。
自由を手にするために切り捨ててきたものやあきらめてきたものが
どれほど多いのか、ということを、どうしても考えてしまいます。
ビルの顔には「それを僕はやりおおせているよ」という誇らしさも見えました。
※ 『ビル・カニンガム&ニューヨーク』 日本語の公式サイトはこちら↓↓↓から
http://www.bcny.jp/index.php
※ 英語の公式サイトはこちら↓↓↓から
http://zeitgeistfilms.com/billcunninghamnewyork/
あした横浜でみます!
投稿情報: konomi | 2013/05/31 23:22
konomiさん!
わーっ、感想をぜひ教えてくださいね!
楽しみにお待ちします。
投稿情報: Calvina | 2013/06/01 01:03
横浜能楽堂へ行ったついでに横浜ブルク13でみようと、時間も調べていったんですが、6月1日から上映時間が夕方から夜にかけて変更になっていて・・・見られませんでした。東京のどこかで、見られるかな?
ショートフィルム・フェスティバルというのが(俳優の別所さんがはじめられた)、あっているようで行きたいんですが、なかなかひまがありません。
投稿情報: konomi | 2013/06/02 21:15
konomiさん!
あらら。東京では新宿バルト9ですかね。
ご紹介している日本語の公式サイトから入って
右側の「劇場情報」から現在上映している館と
これから上映予定の館のサイトへ繋がりますから
今度こそ、その日のスケジュールをご確認してから
お出かけください。 グッドラック!
投稿情報: Calvina | 2013/06/02 22:20
「ビル・カニンガム&ニューヨーク」・・・ようやく渋谷のココチビル「ヒューマントラスト シネマ」で見ることができました。ニューヨークの女性のファッションもですが、カニンガムさんの生き方に心打たれました。彼の着ている洋服はブルーの清掃作業着、レインコートはガムテープで修理、28台目の自転車はもらいもの。食事はファストフード。パーティに取材に行って飲み物・料理をすすめられても絶対口にしない! 小さな部屋のファイルケースの隙間の粗末なベッド・・・でも、彼は80歳まで仕事をつづけて楽しく幸せそうでした。
投稿情報: konomi | 2013/06/25 07:55