明日(8月10日)より公開。 原作をお読みに
なりましたか? 第二次世界大戦や平和や憲法に
ついて考えさせられることの多い映像作品が
ここのところ続いて制作・発表されていますね。
(C)2013「少年H」製作委員会
「青い空、白い入道雲」というヴィジュアル・モチーフも
「戦争のあった夏」と結びつけられるのか、あちこちで用いられています。
私は妹尾河童さんとは直接の面識はありませんが、(著作を別にすると)
舞台美術家としての河童さんの実際の仕事を上演作品の中で楽しませて
いただいたり、おもしろエピソードを知人を介して小耳に挟んだりしているクチです。
エネルギーがみっしり詰まったタンクみたいな人。
その河童さんのルーツを垣間見ることができました。
この映画を観る直前まで、「この作品を、少年Hと同じ年齢の子どもたちに
観てもらいたい。 そして、どう感じたかを知りたい」と考えていました。
しかし、観終えた今は、同年齢といっても、当時の子どもたちのほうが
ずっと早く大人になるよう周囲の状況が強いていたことを再認識させられ
「今だったら、大学生くらいになると、やっとこういうものを身近に真摯に
考えられるようになるのかな」と思った次第です。
小さい人たち(を含む家族全員)に向かって父親が語りかける、あるいは
説明する、という場面の一つ一つが、「今はたぶんあまり存在しない」
希少な輝きを放っているようでした。
※ 『少年H』 公式サイトはこちら↓↓↓から
http://www.shonen-h.com/
ご覧になられたんですね~!
ここのところ映画館で映画を見るという行為から遠ざかっていまして・・・見てみたいなあと思っていたんですよ!
投稿情報: bibelot | 2013/08/12 15:28
bibelotさん、
機会があれば、ぜひ。
原作がベストセラーになったからでしょう、
映画化のお話は何度もあったようなんですが・・・。
今夏、やっと実現です。
河童さんのお考えはいろいろおありでしょうが、
とにかく映画化されたことによって、原作を知らなかった人、
あの時代や戦争や空襲のことについて知らなかった人にも、
何か伝わるものがあると思うので、私は映画化は良かったのでは、と。
あだ名の元になったセーター、とってもチャーミングでした!
投稿情報: Calvina | 2013/08/12 17:31