風がひゅるひゅる吹き荒れるような冬の日には
心まで凍え、ついでに落ち込んでしまいそうで、
そんな時にこういうタイトルの本はどうかなぁ、と
思ったのですが、実際はその逆。
じんわりした温かさをくれる短文集。
必ずしも順番に読まなくても大丈夫だし、
私の場合は、「そうそう」「あるある」がいっぱい詰まっていました。
遠出する際に持参するには、ハードカバーの本は嵩張るので
なるべく敬遠しているのですが、今回はこれを持って出かけて正解でした。
乗り物の中でも、シンと静まった喫茶店でゆっくりするにも、
やっぱりこういう本がお似合い。
とはいえ、ポケット・ブックとしても刊行して欲しいな、と思う作品です。
写真は新装版ですが、本当は以前に出ていたほう(初版)を入手したいんですよ。
そちらのほうが好みなのです。
※ 『私の好きな孤独』 長田 弘・著 潮出版社
ISBN:978-4-267-01933-3
(初版は99年6月。 2013年5月に新装版を刊行。)
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