「●歳で死んだ人」と若い方から分類して
順序立て、古今東西の有名人の臨終の
様子を短くまとめ、淡々と書き並べてあります。
何故「‘死に様’の図鑑を作ろう」と考えついたんでしょう。
この本のことは、たまたまラジオで紹介しているのを
耳にして知りました。
でもねぇ、体力が落ちている時は、少しつらいものもあるかな。
この類は、人それぞれに「読み時」というものがある、いくら読んでも
頭に入らない時や、内容が重たすぎると感じる時もある、と思います。
でも、物書きとしての執念、強いエネルギーが詰まっていて
圧倒されると同時に惹きつけられもするのです。
ちなみに、トップバッターは、15歳で火あぶりになった八百屋お七、
大トリ(923人め)は、121歳で没した泉重千代さんです。
表紙も背表紙も黒。 本棚に入れても積み上げてもインパクトあり。
(たまたま妙な具合に本がボーッと黄色く発光しているような写真に
なっちまいましたー。)
※ 『人間臨終図巻』 山田風太郎・著
徳間文庫(新装版、全4巻)
2011年11月初版 各720円
ISBN-13: 978-4198934668
(親本は、1986年に徳間書店から刊行)
筆者追記
2014年1月25日、角川文庫から3巻に分けたものが新たに刊行されました。
ISBN 978-4-04-101129-4-C0195
表紙デザインは・・・徳間の潔い「ブラック」に一票、ですかな。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=201008000054
投稿情報: Calvina | 2014/02/01 12:15