クロスカントリースキーのロシア選手が転倒し、
板が壊れてしまったのを、カナダチームのコーチが
走り寄ってスペアを提供し助けた、というエピソード。
※ 日本語版
※ English article
カナダのコーチの行動に賞賛の声が集まっていますが
私は、それ以前に、転倒しても、スキーが動かなくなっても、
腕の力だけで懸命に斜面を登って行こうとするロシア選手の後ろ姿に
何か尊いものを見せてもらったような気がしました。
背中についた五輪マークがとんでもなく重そうに見えました。
転倒や失敗をしても最後まで競技を捨てない大勢のアスリートたち、
その一人ひとりの想いが非常に強く見えるところも、4年に1度しか
開催されないこの大会の魅力なのかもしれません。
選手の動向や噂や試合結果予想で日本のメディアは持ちきりですが、
よその国の知らない人が何をやっているかをもっと観たいし知りたいなあ、
と思いつつ、夜更かしする生活が続きます。
日本人のメダル獲得者については、しばらくしたら政治の世界に引き込まれていた、
というのだけは勘弁していただきたいです。
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