ふーん、葉室麟さん、仕事場を京都へも持って、
地元福岡と半々くらいの生活ですって。
確かに、書いておられるものと京都は
切り離せないでしょうからねぇ・・・。
「べったり行ったっきり」じゃあないところがミソなのかしらね。
昨日の新聞に、関西イベントの中のインタビューが紹介されていました。
(50歳を過ぎてから歴史・時代小説を書き始めた理由を問われて)
「その歳になると、過去に関心が向いてくる。
自分たちがどこから来て、現在いるのはなぜかを知らないと、
どこへ行こうとしているのかわからないという考え方になる」
このステージに立った時、見えているけれど見えなくて良いものが
わかってくる、というか、何を自分から切り捨てれば良いか、
切り捨てるべきなのかがおぼろげに見えてくる、という感じでしょうか。
葉室さんの作品・作風、そのものよりも、こっちの話題のほうに
より深い関心があります。
※ 2015年7月26日 朝日新聞 『作家LIVE』
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