「余韻」と言えば、普通は音に関するものなのでしょうが
このところ、私は「ものを食べた後の余韻」ということを
考えることが多くなっています。
先日、ある店が出していたラザニアをいただいたら、
本当にそっけない体裁だったのに、その余韻が
予想外に強く長く続いたのです。
後からつらつら考えるに、上から削ってかけてあったチーズ、
もしかすると、中に使ってあったチーズもが、
とても良いものだったのではなかろうか、と。
熟した香りが身体の中を長い時間駆け巡っているような感覚。
材料の吟味、素材の吟味と、コストとのせめぎ合いは
いつだって、誰にだって、難しい問題。
でも、私のような素人で、特別に裕福でなくても、
たまにはスポットで本当に良いものを料理に使ったり
口にしたりしたいなあ、と思っています。
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