あまりにも暑さが厳しいので食欲が
わかないなあ、と思いながら雑誌を開くと、
おいしそうな冷やし坦々麺の写真が!
思い立ってお店に電話を入れ、訪ねてみました。
コース料理ではなく、単品で坦々麺、そして、冷水で出した台湾のお茶。
お茶は、大きめに砕いた氷と一緒に大きめのワイングラスで
出していただきました。 私は、家では繊細なワイングラス系は
ほとんど使わないので、外でこうしてサーヴされるとうれしくなります。
白濁したガラスの器をキンキンに冷やした上に盛られた麺は
細目でしっかりした歯応えがありました。
スープはクリーミー。 それなのに、あら不思議、油が口の中に
ちっとも残らず、スーッと喉の奥に落ちてゆくのでした。
どうかすると、熱いほうの坦々麺でも、口の中に油分が残る
ことがあるくらいですから、冷やし系を発明した人に感謝。
締めくくりに杏仁豆腐を平らげた頃には、すっかり身体に
こもった熱が去っていました。
カウンター席の奥では、若いスタッフたちがキビキビ働いていました。
そして、私が席を立つと、全員で挨拶をしてくれました。
夏の間は、「食べたいな」「あれなら食べられそうだな」というものを
優先して過ごそうと思っています。
栄養のことを忘れたわけではありませんが、それよりも、気分というか
動物的な勘や欲求のほうを、より尊重する、という感じですね。
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