書店員が出していた手書きのフリーペーパーが
様々な縁を繋ぎ、なんと作者をメジャーにまで
押し上げてしまった、というビックリな事実。
東北在住で、大震災の直後の様子も描いて
おられたのでした。
これには少なからず驚かされました。
直接被災していない私たちの間でも、何も手に
つかない期間、すぐには思い出せない空白の
期間がある人が、とても多かったというのに。
他にも似たようなフリーペーパーを出している書店員さんも
いて、私はその別のお一人の作品をときどき読んでいたので
「あ。ついにメジャーデビューなのかな」と喜んでしまい
ましたが、どうやらこの佐藤さんとは別人だったようです。
ちくまの文庫のコミック系の中では、私の一番は今でも
『るきさん』で、これは揺るがないかな・・・。
※ 『月刊佐藤純子』 佐藤ジュンコ・作
2016年12月 ちくま文庫初版 950円+税
ISBN978-4-480-43406-7
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