週末や祝日に、小さな人を連れて歩くお父さんを見かける
ことが、以前より増えている気がします。 お母さんなしで。
お世話に余裕と貫禄が備わったお母さんと違って、
お父さんたちは、あれこれあれこれお世話に忙しく、
かいがいしく動き過ぎて「マラソンの距離を最初から
全力疾走」的なペース配分のミスが・・・。(笑)
電車の中で見かけた親子。父親と3歳くらいの女の子でした。
仲良く並んで座って、ビニール袋から取り出したデニッシュ・
ペーストリーを、かわりばんこにバクバク食べ始めました。
奈良美智さんの絵に出てくるような、ほっぺの膨らんだ女の子。
前髪を留めているヘアピンについている苺のモチーフがでっかくて
ほとんどおでこに苺が張り付いているようにしか見えません。
お父さんよりも旺盛な食欲で食べ続け、二つ目のパンを催促。
次に出て来た目玉焼きがのっかったようなパンを、これまた
バクバク食べて、1分も経たないうちに、今度はオネム。
お父さんは、女の子の口元を何度も拭いてあげますが、実は
自分のほっぺにクリームが付いたまま。落ちたパンくずを
気にして拾い回り、慌ただしく身支度をして、グースカ眠る
女の子を抱えて降りてゆきました。
若いお父さんたち、頑張っています。
そういう人たちを公衆の中で大勢見かけること、それが増えて
ちっとも珍しいことではなくなることが、次の社会を担う世代
にとってにも大切なのかな、とも思います。
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