ノーベル文学賞を受けたイシグロ氏の作品を
久方ぶりに映画で堪能。 友人が言うとおり
アンソニー・ホプキンスは顔の皺一本が
ピクリと動くだけで演技できる俳優さん。
日本語に「目の色が変わる」という言いまわしがありますが
彼の目は本当に色が変わっているように見える時があります。
色も、潤み方も、不思議に刻々と変化して、その時々の感情が
それだけでも容易に見て取れるような。
あれって演技力なのでしょうか。 ほとんど魔法のように見えます。
ところで、英国に移ったイシグロ少年は、日本から送ってもらった
『オバケのQ太郎』などの漫画を読むのが大好きだったようですねぇ。
ここにも藤子不二雄の影響を受けて育った才能が・・・。
かなり日本語もお上手なのだと思うのですが、話されませんねぇ。
何か思うところがおありなのだと思います。
この作品の原題:The Remains of the Dayは、音も滑らかで美しいのね。
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