小中学校でお子さんたちが交換するために
お母さんたちが一生懸命に知恵を絞り、
手間をかけて準備する、バレンタインのための
チョコレートの話は、あちこちから聞いていました。
先日、もっとすごい話を公共の乗り物の中で耳にしました。
母A:「この頃ね、クラスの中のお母さんでも、
「どこの誰だかわからない子からもらったチョコは
気持ちが悪いから全部取り上げて捨ててるよ」と言う親が
いるんですよ。 みんな一生懸命に用意して配ってるのに」
母B:「そうそう。それでね、自分から配るチョコのほうも
そういう親にありがちなんだけど、
「あそこはお金持ちだから、●●クラスのブランドもの、
こちらは庶民だから、スーパーで買う▲▲でイイヤ」って
ランクを自分で勝手に決めて選んでるんだってよ」
ぞぞぞ。チョコだけの問題ではなくて、小さい人たちの
ワクワクする気持ちとは別に、階層社会が確実にはっきりと
進んでここにも出ているような気がして背筋が寒くなりました。
ちょうど都内某「公立」小学校で8万円の制服を、という
話題が出ているのにも似たような選別の匂いを感じます。
バレンタインデーは、この季節にしか出会えないおいしいチョコを
シンプルに楽しむイベントとして定着しているだけではなく、
そもそもカカオ豆の産地の人たちの生活や、世界全体の経済の問題も
裏側でくすぶっていながらのチョコレート狂騒曲が鳴り響く日です。
個人的に大好物だから、なおさらいろいろ考えてしまいます・・・。
写真は、シリアルやナッツ・ドライフルーツ
をダークチョコでまとめただけのもの。
ブレンドを変えて毎年少しだけ作ります。
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