没後50年。奥さまの君代さんも亡くなり
最大規模の回顧展開催のタイミングで
藤田最晩年に自ら残した肉声テープが
発見、公開(※)されました。
※NHK『よみがえる天才画家の素顔~藤田嗣治~』
「必ず、絵には永久に生きている魂があると思っております。」
柔らかな、老いも感じさせる声でしたが、その信念の強さが
まっすぐに私の心にも刺さりました。
回顧展の方では、音声ガイドで津田健次郎さんの美声が
展覧会に花を添えており、こちらはこちらで沁みましたな。
東京での展示はあと一週間。京都へ巡回します。ぜひ。
素人の私がずっと気になっているのは、あの‘乳白色の肌’が
どのくらいそのまま保存され得るものか、ということ。
世紀を軽く越えて、生きる魂を伝えてもらいたいので。
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