都会の片隅で隠れるようにひっそりと
営業している喫茶店。女性オーナーの
気配りなのか、控えめに生花が飾られ、
素敵なカップがカウンターの奥に
ずらりと並んでいます。
珈琲だけを注文すると、そこそこお高いのですが、
軽食とのセットにするとお得なので、長居をしたい時に
たまにお邪魔する特別の場所としてキープしています。
一気に読みあげた推理小説の一番の山場だけを
もう一度読み返そうと思って、楽しみに持って行きました。
いそいそと本を取り出し、1ページ目を読み始めて間もなく、
見るからにコワモテのおじさんとその部下のお兄さんが
入ってきて斜め前の席に陣取りました。 嫌な予感。
おじさんの大声の説教が響き始めました。
わざと店全体に聞こえるようになされたものなのか、
ふだんからそのような振る舞いをする方なのかは不明。
推理小説、台無し・・・。
どちらかの気持ちが暴走・暴発したら、巻き込まれる
恐れもあるのかな、と思った客たちは皆早々に店を出ました。
気にいっていたお店をこのような形で失いたくないので
時間を置いて、改めて様子を見に行きましょう。
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