以前、江國香織さんのエッセイに、替え時が
とても難しいという内容のものがありました。
ずっと頭の隅に残り、何度も共感しています。
鉄のスキレットは古びてもその経年変化さえ
楽しめるのに、コーティング系は案外短命。
はがれたカケラが体内に入ったらマズイのではなかろうか、
はがれた箇所から悪いものが滲み出しているのではなかろうか、
と心配しながら使っている現実・・・。
先日、数年使っていたものをエイッと替えました。消費税も上がるし。
コーティングの取扱い説明書が、よく言えば丁寧、でも長くてうんざり。
「このフライパンだけのお世話を、日々時間をかけてやりながら
暮らすわけじゃないんだよ」と思ってしまいます。
今までのものよりサイズは少しだけ小ぶり、縁は少しだけ高いもの。
使い勝手はより良くなって欲しいけれど、未だそこまで
仲良くなっていないのでわかりません。
お店でコーティング系フライパンの寿命について尋ねると
「お客さまによっては、一年毎に買い替える、と決めておられる方も
ありますね」と。やれやれ。
コメント