『スノーマン』『さむがりやのサンタ』
『風が吹くとき』でおなじみのブリッグスさん。
彼自身の両親の物語絵本が映画になりました。
作品名は、そのご両親のお名前です。
(女性が先ってのが、興味深いのね・・・。)
英国の近代史を庶民の立場から辿るという内容にもなって
おり、人間の生老病死も直視しています。
タッチの優しい「あの」絵だからこそ、直視もさらりと
行えるのかもしれません。
ブリッグスさんのお父さん、本当に快活でハンサムで
素敵な人だったんですね。
お母さん、これまた賢くて家族思いで素敵な人だったんですね。
一人息子だからこそ生まれる家族間の葛藤も細かく描かれています。
身の回りの生活道具や登場人物の衣裳等も徹底的に考証されていて
「実写よりもある意味丁寧で細かく人物や風物を描いている」と
言えるかもしれません。
通常なら、原作本を手に取ってから映画を観ることが多いのですが
今回は(その前に)映画からの鑑賞になりました。
最初から最後まで、ジンとさせられっぱなしの作品。
若いカップルなどにも鑑賞していただきたいなあ、と思います。
※ 映画 『エセルとアーネスト ふたりの物語』(2016年 英国)
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