運良くご本人のお話を聴くことができました。
3回目かな。年を経るごとに、どんどん
トークに慣れてこられた印象があります。
ものづくりをする人も言葉を使って説明する
時代。良くも悪くも。
「せめて100年」という皆川さんの想いをもとに始まったブランド、
ミナ ペルホネンは、もう25歳。
「自分は最初のランナー。第一走者は少し(他より)長く走ります」と。
私はいわゆる‘信者’ではないし、服や小物をたくさん持っているわけでは
ありませんが、素材(テキスタイル)を一からおこして、
様々な労働者と尊敬の気持ちを抱きあいながら、継続的なものづくりを
進めているところや、完成した商品が、その人の記憶や物語を作りながら
長く愛用されているところは、本当に素晴らしいなあ、と尊敬します。
愛用されてきた服と一緒に、その所有者の大切なエピソードを紹介して
いるコーナー(展示の最後の部分)が、一番印象に残り、ジンときました。
時系列に並べられていなくてもまったく古臭くならないというのは
このブランドの服のおもしろいところであり、誇り、ですね。
皆川さんご本人の挿絵の仕事も、まとめて観ることができます。
「個」としての仕事も、これからもっと観たいですが・・・。
東京都現代美術館で開催中の展覧会、会期も比較的長いので、
その間に機会がありましたらぜひ足をお運びください。
※ ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく
11月16日(土)~2月16日(日)
東京都現代美術館 詳細はこちら↓↓↓から
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/minagawa-akira-tsuzuku/
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