高山なおみさんが2年前に出された
エッセイ集、『たべもの九十九』。
あいうえお順に、たべものの周辺や
家族・知人の思い出などが並んで。
「回想」の意味合いが濃い作品なのかな。
この本の中(もちろん「ろ」の項)に、ロールキャベツの
作り方が載っていて・・・久しぶりに作りたくなりました。
つまようじで形を整えることもない無骨ででっかいヤツを。
タネには水でふやかした丸麦と豆腐を絞ったものを少しだけ入れて、
キャベツを巻いた表面をしっかりバターで焼き、焦げ目を付けてから
ワインで蒸して、スープで煮込みました。 久しぶりの懐かしい味!
煮込み料理は、気温が上がる前の今の時期にこそ、めいっぱい
楽しんで、後悔しないようにしませんと。
ところで、各項で取り上げられたものの絵(線画風)もご本人の作。
ヨロヨロした線が独特で味わい深いのです。
レシピもところどころに散りばめられています。
※ 『たべもの九十九』 高山なおみ・著
2018年3月初版 1,400円+税
ISBN978-4-582-63221-7
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