「緊急事態宣言」の1、2歩手前は「医療非常事態宣言」だそうな。
これは、後者は、最近になって(つまり、後から)ひねり出された
言葉ですよね。
政府の分科会がまとめたという指標も、「レベル3」(感染者の急増)から
いつまでたっても「レベル4」(爆発的な感染拡大)には移行せず、
後から「レベル3の中のカテゴリーを細かく分けて説明する」ということに。
これって・・・「首の皮一枚で(未だ、今のところ)繋がっている」という
ところから、「もう我慢が限界です」と白状せずに、どうにか言葉をいじって
しのごうとしているようにしか見えません。
「首の皮一枚」の「一枚」のところを「1ミクロン」「0.1ミクロン」
「0.01ミクロン」に分けました」っていうのと同じじゃないかしら。
第二次世界大戦をリアルタイムで経験した人生の先輩たちは、
「この言葉いじりは、あの時と似ている」と思っておられるのでは
ないでしょうか。
昨日、公共の乗り物の中で、久しぶりにマスクをしていない男性を
見かけました。口を開けて狸寝入り。隣席が空いているのかな、と
思ったら、平気でくっついて座る人も後を絶たないのです。
ウイルス自体も怖いですけれども、みんなの心が、既に何かしら
麻痺や諦めの方向へ向かっているような気がするのは、私だけでは
ないと思うのですが。