川島蓉子さんの肩書は、何になるのかしら。
ファッション・ジャーナリスト?
クリエイティブ・ディレクター?
ま、とにかく、川島さんと皆川明さんとの共著の
形で、聞き書きの本が昨年9月に刊行されました。
既に別で紹介されているエピソードや考え方も
ここであらためて読んでみると、「ミナ教」の
全貌がつかみやすくなる気がします。
特に、経営者としての皆川さんが、ファッション界の常識を
いちいち見直しながら、何をどのように進めてこられたのか、
ということに興味があり、一気に読み進みました。
人と出会い、その人たちとの不思議な化学反応が、次の運を
呼び寄せてくれた、その運も含めて才能というのかな、と
ボンヤリと思ったりしました。裏側には努力や勘や苦しみ、
哀しみも、たくさん隠れているだろうと想像します。
皆川さんと同じ世代に、似たようなことを考えた人が
きっといたはずだと思います。今でも追随者が頑張っておられる
ことと思います。全員が大成功をつかむわけではなかった、
あるいは、ないのでしょう。その分かれ目って、何でしょうね。
※ 『Hello!! Work 僕らの仕事のつくりかた、つづきかた。』
聞き手:川島蓉子 語り手:皆川明
リトルモア 1,600円+税
ISBN978-4-89815-519-6
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