どこまで続くのかな、この連続時代小説。
でも、乗りかかった舟ですから、結末を
しっかり見届けたいじゃないの・・・。
着物にもう少し慣れ親しんで詳しければ
なおのこと楽しめるのだろうなぁ、と。
それにしても、商才がある、というのは、こういう人のことを言うんだな、
と、主人公を追っかけながら思います。
周辺の人たちを巻き込んで(というか、その才覚が人を惹きつけるのかも)
しかも、みんな心がけが良い清らかな人たちばっかりで、苦しいことや
哀しいことが起こっても、必ず「笑って勝ちにいく」という展開。
ウイルスに見舞われている令和の私たちに、江戸時代のお話が
癒しを与えてくれている、いや、時代が異なるからこそ、スルスルと
今の私たちが読めるのかな、とも思います。
※ 『あきない世傳 金と銀 (十二) 出帆篇』
高田 郁・著 ハルキ文庫
2022年2月初版 704円(税込)
ISBN-13 : 978-4758444613
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