たまたま(私にしては珍しく)行列に並んだ日。
すぐ前に並んでいた20歳代の男性が、待ち時間の間、
スマートフォンでずーっとゲームをやり続けていました。
チラと見えたその画面は・・・
アニメよりも、もっともっとリアルな映像で、敵の陣地を
上空から爆撃し続ける、というもののようでした。
おそらく「爆撃が成功したら得点をもらえる」方式だったと
思います。
今、このような映像を少しでも見れば、私だったら「ウクライナ」
「ロシア」の状況を思い出して、充分に楽しめないなぁ、と
気持ちが沈んでしまったのでした。
ところが、しばらく時間が経ってこのことを思い返してみると、
「自分だって大昔の中国の戦争を題材にしたコミックを結構
楽しみに読み続けているじゃないか!」と思い至ったのです。
「自分で自分を褒めてあげたい」と言った人がいましたが、
自分で自分を叱りたいのか、慰めたいのか、いったい
どうすれば良いやら。
侵攻の問題を、どこか「遠い国のトラブル」としてしか考える
ことができていない、‘なまぬるい’人間の一人なのです。私も。
たった一人の権力者を、世界の誰も止めることができないという
現実に、打ちのめされそうです。それなのに、未だにぬるい自分。
恐れ過ぎるのもどうかと思いますが、ボンヤリしているのも心配。
コロナも終息していないなか、今回の侵攻は世界中を巻き込んで、
人類の有り様とその暮らしに、100年に一度ランクの大きな変化を
もたらすのでは。
いったい、この先どのような未来が待っているのでしょうか。