ヘプバーンの素顔、素の人生を辿った作品。
バレエダンサー、特にプリマバレリーナを夢見て
いた彼女が、若くして映画界のトップスターに
躍り出て、それでも幼少期からのトラウマを抱えた
普通の女性であり続けた、そうありたいと
歩み続けた、という記録。
作品冒頭に、若いバレエダンサーの映像が流れ、そこから晩年に至るまで、
要所で同様の、その時々の心象風景を踊りで表現する場面がはめ込まれて
います。
本作の中でヘプバーンの最晩年を‘踊った’アレッサンドラ・フェリが、
ヘプバーンの(最晩年の)容姿と似通ったものを備えており、さらに、
もともとこの人が「女優バレリーナ」とも呼ばれるほどに演技が巧みで
あったことと響きあって、私にはさらに感慨深い作品だと感じられました。
ウクライナの紛争が勃発し、子供たちにも多くの犠牲が強いられている現状を
もし、ヘプバーンご本人が(生きておられて)目の当たりにしたとしたら、
どのように反応~行動されたのだろう、とも思います。
※ 映画 『オードリー・ヘプバーン』 公式サイトはこちらから
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