1983年に制作されたドキュメンタリー映画『東京裁判』。
佐藤慶さんの力強いナレーションや、武満徹さんの怖ろしいほど
気持ちをえぐる曲が添えられて、4時間があっという間でした。
。
終戦の月には、毎年何かしら、昭和史や第二次世界大戦に
関連する学びを一つくらいはやろう、と決めています。
ウクライナ他、海外の紛争も止まない今、
今夏は、この映画の4Kデジタルリマスター版を観ようと決めました。
日本の近代史をろくに習っていないなぁ、とあらためて思いました。
自分から学ぼうとしないならば、まったく知らないまま終わる事実が
たくさん詰まっていました。
おまけに、今はそれが繰り返されるかもしれない怖ろしい時代です。
名前だけは知っていた有名人が、モノクロでスクリーンに浮かびあがると
何やら高潔とはほど遠い、卑しい表情や佇まいを見せることもあって、
それは人間らしさだと解釈できないこともありませんが、淋しさも
感じざるをえません。
人間の品格や卑しさについて、最近、何度も考えを巡らせています。