心の隙間に「ひゅる」と淋しい風が入り込んだら、
手もと、特に指先の手入れを念入りにやってみます。
お風呂あがりに、オイルかクリームをたっぷり使って
丁寧に丁寧にマッサージするだけ。
もう少し余力があったら、マニキュアも
普段より時間をかけて塗ってみます。
淋しい時、つらい時、ゆき詰まりを感じる時、
誰かの作品の中の「じっと手を見る」じゃないけれど、
目線が落ちたところにはいつも手がありますもん。
その手がシナシナじゃあ、さらに気分が落ち込むでしょ。
日本の外に出ると、握手することが増えるので
もう少し、手もとのことを意識して生きているような気がしますが
国内では、どんどんこのことを忘れてしまいがちだな、と。
この時期、水仕事も多いし、空気は乾燥しがちですから
手もとのことを忘れずにいたわってあげようと思います。
「部分的ないたわり」ならば、そう難しくもないですから。
ま、マイニチハ、トテモムリですけれど、ね。