年初を迎える頃に見つけて試しに刺してみた 「福寿」の図案をボツボツ発展させて、 やっとこさっとこ着物地の長方形スカーフが できました。遅咲きの桜が散る前、ギリギリ!************** ・ ************** ・ ************** ・(「だらちくラボ」とは・・・「だらだらちくちく縫い物を楽しんで実験するプロジェクト」の略です。不定期で実施中。)
圧巻。これまでの創作を、プライベート面からも 仕事面からもすべてまとめて一冊に。 病気をなさったことも理由なのかもしれませんが、 総集編的なコンセプトで眺めていても飽きません。 一昨年の都内の個展で拝見した作品もこの中に。なんでもかんでもこの中で紹介されるものや描かれたものが好きでしかたないわけではないのに、学生の頃からほとんどの西村さんの本を楽しみに読んで来ました。その好きだったページもいくつも入っていました。色インクより、やはり色鉛筆がこの人の必須の道具ですね。たくさんの夢を見させてもらったのだなあと思います。それに、この先もまた何か創ったり動いたりおしゃれしたりする時の拠り所にもなりそうなヒント集でもあります。※ 『西村玲子の絵と手とことば』 誠文堂新光社 2019年10月初版 3,600円+税 ISBN978-4-416-61967-4
年末から大活躍のふんわり温かいシャツ。 今季の一番のお気に入りは、少し前に 古着屋さんで見つけた赤いチェックのもの。 ブラックウォッチのも赤いのも男物で 袖をまくって調節する他はガボッと着るだけ。
久しぶりに「眠れる森の美女」全幕を生のオーケストラで鑑賞する機会がやってきました。本当に久しぶりだったので、何か敬意を表して身に着けて出かけようといろいろ考えた結果、「スリーピングローズ」という柄のブラウスに決めました。未だ薄物を着る季節でもないしそんなにこてこてのドレスアップもそぐわない舞台・・・。これくらいがちょうど良いかな、と引っ張り出して。 今や飛ぶ鳥を落とす勢いの皆川明さんが 以前に英国のリバティとのコラボで描いた柄。 遠目からだとおとなしくくすんでいるように しか見えないくらい控えめ。今も人気です。 私の意図に気づいた人はいなかったでしょ。 ※よそさまのサイトでは、この柄はこんな風に 解説されています。
白髪を染めずにお洒落に、という書籍が増えていますね。それはそれで、手入れも丁寧にする必要があるし、必ず誰にでも似合うものでもないかな、と思います。先日、70歳半ばくらいの男性(完全に白髪)が、真っ黄色(本当に原色!)のピーコートを羽織って信号待ちをしているところに出くわしました。下はコーデュロイの淡茶色のパンツ。コートの糸と織りが良かったせいもあると思いますがとても感じ良く、印象に残りました。次の日、今度は、ゴマ塩頭を大きなクリップでアップにして真っ白(無地)のステンカラーコートを羽織っておられる女性をお見かけしました。こちらも70歳を過ぎておられると思いました。コートの練りボタンは黒で、髪に混じる黒色とうまい具合に呼応しているように見えました。鮮やかな色のマフラーやストールくらいはこの季節に上手に使って明るく過ごさなくては、とあらためて思っているところです。
バービーちゃんやリカちゃんのサイズ。 腕なんて、私の人差し指も入らないような。 洋服のアトリエの人が作ったものみたい。 ため息・・・。
運良くご本人のお話を聴くことができました。 3回目かな。年を経るごとに、どんどん トークに慣れてこられた印象があります。 ものづくりをする人も言葉を使って説明する 時代。良くも悪くも。「せめて100年」という皆川さんの想いをもとに始まったブランド、ミナ ペルホネンは、もう25歳。「自分は最初のランナー。第一走者は少し(他より)長く走ります」と。私はいわゆる‘信者’ではないし、服や小物をたくさん持っているわけではありませんが、素材(テキスタイル)を一からおこして、様々な労働者と尊敬の気持ちを抱きあいながら、継続的なものづくりを進めているところや、完成した商品が、その人の記憶や物語を作りながら長く愛用されているところは、本当に素晴らしいなあ、と尊敬します。愛用されてきた服と一緒に、その所有者の大切なエピソードを紹介しているコーナー(展示の最後の部分)が、一番印象に残り、ジンときました。時系列に並べられていなくてもまったく古臭くならないというのはこのブランドの服のおもしろいところであり、誇り、ですね。皆川さんご本人の挿絵の仕事も、まとめて観ることができます。「個」としての仕事も、これからもっと観たいですが・・・。東京都現代美術館で開催中の展覧会、会期も比較的長いので、その間に機会がありましたらぜひ足をお運びください。※ ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく 11月16日(土)~2月16日(日) 東京都現代美術館 詳細はこちら↓↓↓から https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/minagawa-akira-tsuzuku/
「本当に好きな形と素材のコートを そろそろ探してみよう。見つけたら 10年に一度くらいの決心をして 自分に贈りたい」と思っていました。 もう3年くらい前から。これは今回の買い物の言い訳になるかもしれないけれど、傍で長く並走してくれそうなものをやっと見つけました。次の10年を元気で過ごしたいと願掛けみたいな意味を込めたりもして眺めています。ただ、私のように、どこの店の常連にもならず、普段は観ているだけ、というような客は、このメーカーではまったく歓迎されず、店内では店員さんがお得意さまとだけ親し気に話し込む様子が頻繁に見られて、うれしい気分のまま店を出ることがほとんどないのです。常連さんだけで商売が充分に成り立っているせいでしょうか。初期はそんなこと、微塵も感じさせなかったのですけれどね。ブランドホルダー自体のお人柄とは別の何かがスタッフ間で働いてしまっている組織が出来上がっていて、私はいつまでも何度見せていただきにお邪魔しても、‘借りて来た猫状態’です。心のどこかで「それで良いや。いやいや、それが良いのかも」と思うこともあります。 ともあれ、素敵な冬にしたいものです。
台風19号の後、気温がドンと下がり 秋の気配が濃くなってきました。 本当に長い過酷な夏でした。 シャツやブラウス一枚では心もとなく、 いよいよはおりものを使い始めます。重ね着がまたできるというのは、なんだかうれしいこと。でも、冬に向かうときに毎年感じるのは、ぼんやりした淋しさ。
上等のコートやドレスに目立たないように つけることが多いとされる、くるみスナップ。 こちらは、あえて見せることを楽しむもの。 昔のブラウスを引っ張り出して着てみたら、 今の体型のほうがピッタリ。得した気分です。
************** ・ ************** ・ ************** ・(「だらちくラボ」とは・・・「だらだらちくちく縫い物を楽しんで実験するプロジェクト」の略です。不定期で実施中。)